「分からない」から始まるのが勉強だと思う
分からないことを学んで身につけていくのが、勉強だよ。
新しいことを積み上げていくのだから、『分からない』はデフォルト。そこからが、スタート。
だから、分からないことを恥ずかしいと思わないでほしいし
隠さないでほしいし
逃げないでほしい。
特に、大きな挫折を経験した学生は、
『できない』ということをより大きく捉えがちで、
できない自分を人目にさらすのことに耐えられず、
おちゃらけたり強がったりやらなかったりする
気がする。
先日たまたまそうなった原点を話してくれた生徒は、他の子だったら少しずつ記憶が薄れてしまうかもしれないその経験で、 衝撃がたぶん体に刻まれてしまったのかもしれないなと思わされる内容でした。
払拭するのはなかなか難しいかもしれないけれども、
「間違っても悪いわけじゃない。それをまた身につけていけばいい」ということを、
繰り返し繰り返し染み込ませてもらえたらいいな。
そもそも、私が英語塾を開くにあたって「英語が苦手な子のための」としたのは、
ある程度できる子は、理解力がベースにあって、忍耐力・持続力も少し以上はあって、あとはやる気があれば自学自習するツールは山ほどある。教えられなくてもそれなりに伸びる。
正直、私がやることって問題集の解説をそのまま読むくらいになりそう。
頑張ってもできなかったり、そもそも英語を受け付けない子は、理解力か忍耐力か持続力かやる気が自分では出せなくて、でもサポートする人がいたらどれかを出せるようになって何かができるようになって自信につながるんじゃないか。
と、思ったからです。
もちろん、ある程度できる子でも、【やる気】を底上げしたり、記憶を定着させるためのサポートが必要な時がありますけど…
「できない」とか「わからない」とかで、挑戦することを止めないでほしいと思います。
「やればできる」とは言えない。様々な特性により記憶の定着が難しい子がいるのもわかっているので、「やればやるだけできるようになりますよ!」と私は言い切ることができません。
でも、やればやるだけ何かが身につくとは思っています。
勉強したことの知識は期待したほどではなくても、何かへの好奇心とか、失敗してもめげない気持ちとか、何かを続ける姿勢とか、そういった経験や姿勢も勉強以外に役立つんじゃないかと思うので、ぜひ勉強をあきらめないでほしい。
そういったことを、塾の生徒や、通信制高校の生徒や、わが娘にも(^_^;)語り続けたいと思っています。
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