妻は病気になった時、「俺の夕飯は?」と夫が聞くのを受け入れるべきか

 

最近、芸能人の不倫がよく報道されてますね・・・
不倫と言うからにはどちらかに家族がいるわけで、世間的には賛否両論あるようですが、個人的には家族がありながら他の異性に手を出すのはいかがかと思います。

でも、気持ちはわからなくもない。
だって、一緒に暮らしていても「なんでこうも分かり合えないのか」ということが、私もたくさんありますからね。男女の脳の仕組みに違いがあることはよーく知っていますが、「それにしたって、この態度はひどくない?」と感じることがありますもん。

バツ2になりかけた私が言うのも何ですが、夫婦関係の維持は大切です。今回は男女がわかり合えない理由を考えてみましょう。

 

なぜ男と女は4年で嫌になるのか

わかり合えない男女

大昔の話ですが、「3年目の浮気」という歌が大流行しましたね。3か月、3年という3のつく区切りは人間関係で変化がある時期とも言われます。姫野友美先生が書いた「なぜ男と女は4年で嫌になるのか」という本では4年を区切りにしていますが、これも3年には近い。なぜ4年かと言うと、「オスメスがつがいになって子を作り、その子どもがある程度親離れできるようになり愛が冷めるのがつがいになって4年目」という説によるらしい。『愛はなぜ終わるのか』ヘレン・フィッシャーさんの著作に書いてあるようです。

 

でも、情熱的な愛が冷めたからと言って、現代の人間はそうそう別れるわけにもいきません。実質的には子どもはまだまだ庇護が必要だし、稼いで生活してという家庭を営むには親が複数いたほうが効率いいのです。特に女性は、子どもを抱えてシングルになりそのまま貧困に陥る可能性も高いのです。

「アナタ、その態度はないでしょう!」→「キー、離婚してやる!」となる前に、男女の脳=考え方の違いを知っておくのは、家庭の安泰にも必要なことと思います。「なぜ男と女は4年で嫌になるのか」の本を一部参考にして、男女の違いを考えていきましょう。

 

男性脳の特徴

男女の脳=考え方の違いは『話を聞かない男、地図が読めない女』という本にも詳しく書いてありますが、男性脳の特徴は「狩り」「種をまく」に集約できると思います。

「狩り」の特徴・・・外に出て食べ物をとり、敵をやっつける=一つに集中し、物事を解決する。
「種をまく」の特徴・・・自分の子孫をできるだけ残す=目移りフラフラする。

話をする時には必ず解決しようとする。ダラダラと焦点のない話は苦手。右脳と左脳を繋げる脳梁が狭く、シングルタスク=一つのことに集中してしまうので、仕事で忙しい時に家庭のことを並行して考えられない。

男性を相手に話すときは「ただ聞いてほしい」と表明する、頼みごとをする時は手順を明示する、など、具体的に示すことが必要です。

 

女性脳の特徴

一方で女性の脳の特徴は、「受け入れ、育てる」「維持する」になります。

「受け入れ、育てる」の特徴・・・排卵で出てくる卵子は一つ。そこに数ある精子の中から一つを受け入れ、宿した子どもを育てる=攻撃より保守を好み、身のうちにあるものを大切にする。
「維持する」の特徴・・・自分の大切なものを守り、関係性を保つ。

物事の解決より共感性を大切にする。右脳と左脳を繋げる脳梁が太いので、マルチタスク=複数のことを同時進行でき、電話しながら買う物を選び子どもが遊ぶ姿に注意を払うことができる。

女性と話す時は相手の「気持ち」を大切にして愚痴を解決しようとしない、具体性を求めないことが大切です。

 

ホルモンの違いもある

こう見ていくと、男性と女性が「わかり合う」のは難しい気がしますね。

脳の違い以外にも、ホルモンの違いもあります。女性ホルモンは記憶力を助けるので、女性のほうが昔のことをよく覚えていられるそうです。「記念日を忘れた」「昔の失敗を繰り返す」のは、男性に女性ホルモンが少ないからなんですね。ものごとを記憶するというのが物理的に難しいのであれば、そこを責めたらかわいそうだと思いませんか?

また、女性は毎月月経があります。これも2つの異なる女性ホルモンが半月ごとに入れ替わり増減するためで、女性の気分の変化はホルモンの変化によるところが大きいのです。また、妊娠出産期や女性ホルモンが減少し始める40代は心身に大きな変化がある時期でもあります。男性は「妻が子どもを産んだらヒステリックになった」「最近オバサン化してきた」なんて嘆かず、体の変化が大きすぎるんだとパートナーを思いやってあげてほしいものです。

 

パートナーの具合が悪いのに、自分の心配ばかりする男?!

それでは、題名にも使った件。この話も「夫にこんなひどいことされた!」という例でよく聞く話で、これは男女の脳の違いじゃないだろうと私は考えていたのですが。姫野先生によると、これも男性の脳の構造によるものだそうです。妻の具合が悪い→普段妻がご飯を作っている→ご飯はどうなるのだろう?という単純思考。「妻はどのくらい休んでいたらよくなるのか?病院に行ったほうがいいのでは?」というのは、別系統の思考になるそうです。シングルタスクの男性脳は一つの道しか通れないので、枝分かれする考えを一気に考えることはできないんですね・・・狩りをする、滴に襲われた、といった時にそれ以外のことを考えていたら命にかかわる・・・根本はそこにあるのかもしれません。

家族の具合が悪くなったら、「熱はどれくらい?ヒエピタは家にあったか?病院に連れていくべきか?他の子どもにうつらないように、隔離部屋をどこに作る?明日も休むようなら、仕事はどうする?親の予定はどうだった?」などなど、マルチタスクを一気に考える女性とは、そもそもが違うんですね。

 

長期的に考えましょう

正直なところ、現代は短期的な成果を求めすぎな気がしています。夫婦関係もしかりで、ちょっと気に入らないところがあると「こんなはずじゃなかった」とあきらめて長所も受け入れるのを止めてしまう。お互いにそうなったらいがみ合いがひどくなり、最後には別れる・・・のはモッタイナイ。子どもがいたら、子どもの精神や経済へのダメージも大きくなります。

「わかり合うのは、体の構造的に無理」と最初にあきらめましょう。ただし、思いやりは大切。自分にはわからないけど、こういうこともあるんだな。こういうふうに感じるものなのだな。という経験を積み、どうしても譲れないところはしっかりと具体的に話し合う。これが解決法ではないでしょうか。

末永くお幸せに

 

相手がよほどのハラスメント体質だったら早く離れたほうがいいこともあります。しかし、小さい問題を重ねるごとに関係が悪化していくということであれば、どうしてその問題が起きるのかを一度しっかりと考えたほうがいいかもしれません。

夫婦二人では絡んだ糸がうまくほぐれない、という時には、外部の相談機関を使うのも手段の一つとして考えてみてくださいね。

 

 

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です