人間関係のトラブル。どちらが悪い?

皆さんは、人間関係のトラブルに巻き込まれたことがありますか?
または、巻き込まれてはいないけど、すぐ間近でトラブルを見聞きしたことはありますか?

わかり合えない男女

 

 

 

 

 

生まれて今までその経験はない!という方は、かなりレアケースと言っていいでしょう。

誰かとケンカしたり険悪な状態になった場合、つい「あの人があんなことしたから!」「なんであんな言われ方しないといけないの」と相手を責めがち。これは後で書きますが、気持ち的にも精神的にも自分を守るための正常な反応だと私は思います。

では、自分は巻き込まれずにすぐ身近でトラブルを見た場合はどうですか?どちらが正しくてどちらが悪いと、ハッキリと言えることはあるでしょうか。

 

どちらかが確実に悪いと言えないトラブルも多い

私はこの数年で、なぜか身近でトラブルを見ることが多いです。そういった場所に巡り合わせてしまったのか、、、仲を取り持つとかではなく、単に雑談として関係者双方から話を聞く機会がある件もいくつかあります。

そこで感じるのは、「こりゃ、こちらの人の方が悪いわ」と思えることが無いということです。
双方とも、その立場なりの考え方と正義がある。

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不穏な雰囲気が出てきた時点で、どちらか一方でも解決に向けて動けたら結果は違っただろうと思うのです。けれども、それぞれに当然のこととして自分を主張し、主張しなくても自分の態度を貫き、話し合いをもってもお互い一方通行で状態が悪化していく。

当たり前のように、そんな状態を継続して関係が悪化していきました。

皆さんの場合はどうでしょうか?
「確かにこちらの意見もわかるけど、そちらがそんなに悪いわけでもないんだよなあ」と戸惑われたことはないでしょうか。

 

悪者を判断できる場合もあるが・・・

もちろん、一方的に悪いと判断できる人がいる場合もあります。過度ないじめやセクハラ・パワハラなど、周囲も認識できる場合ですね。

ただ、ハラスメントでもはっきりと判断できない場合もあります。
ちなみにセクハラとは、厚生労働省によって次のように定義付けされています。

セクシュアルハラスメントの略で、「職場において、労働者の意に反する性的な言動が行われ、それを拒否するなどの対応により解雇、降格、減給などの不利益を受けること」又は「性的な言動が行われることで職場の環境が不快なものとなったため、労働者の能力の発揮に悪影響が生じること」をいいます。

内容的にはしっかりとしていますね。

ただしハラスメントの場合は、「受けた相手が不快と思った」だけで認定される場合があるので、注意が必要です。仲良しの女性にちょっとした冗談を言ったつもりの男性が訴えられる、ということもありうるわけです。
このご時世、下手な下ネタは言ったほうが悪い!という風潮ではあります。しかし同じ内容でも言った相手によってハラスメントになるかどうか変わるというのは、一方的に言ったほうが悪いともとりにくい場合があります。

 

「お互いに悪い組み合わせだった」

今まで見てきたとおり、一般的な人間関係トラブルは、「あなたが悪い!謝りなさい!」とできない場合も多いものです。

人には人の数だけ正義がある。

それはその人の人生の中で積み上げてきたもので、責めるべきことではないように思います。

と、ここで自分がトラブルにあった場合に戻りましょう。
もちろん、どうしても相手を許せないこともあるでしょう。ひどい目にあったのに相手の立場を弁護していたら、「では自分が悪かったのか」と考えてしまって自分がいっそう被害をこうむることになります。

ただ、もしも相手もそう悪い人ではないと思える場合は、「お互いに悪い組み合わせだった」とあきらめるのも一つ。そうしたほうが、怒り続けるよりも自分自身の精神衛生上もいいのです。

ストレスたまっていませんか?

 

 

 

 

 

早期発見早期対処が肝心

人間関係を良好に保つコツは、病気と同じく「早期発見早期対処」だと心得てください。

あの人となにかうまくいかない、と思い始めた時がベストタイミング!どう対応したらうまく回るのか、まずは自分ができることを試してみてくださいね。
いろいろ試してどうしてもダメであれば、やはりあきらめるもよし。あきらめたくなければ他の人に仲介をお願いするのもよし。

人間関係でストレスをためるのは、自分です。
人間関係を良好に保つのは、相手・周囲のためではなく、自分のためにもなるのです。

 

 

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