人生百年時代の生き方
ここしばらくで、同じような言葉を何度も見たことがあるのではないでしょうか。
人生百年
本当に、ここしばらく。今年に入ってからという感覚を私は持っています。つまりは、この2週間くらいということですね。
新聞のTV欄でも様々な広告でも
「人生百年」
「百歳まで生きる時代」
という言葉を目にすると思いませんか?
出所は、たぶんこの本です。
『LIFE SHIFT 100年時代の人生戦略』
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まさに「これから人間は百年生きることを前提に人生を考える必要がある」とする本。
『LIFE SHIFT』の内容は
ざっと内容を紹介すると、
- 今10歳の子は、平均寿命が百年になる
- 寿命が伸びて長くなるのは老後ではなく、壮年の活動期である
- 長く生きるのだから、長く働いて経済活動をする必要がある
- 青年期、壮年期、老年期と長く続く中で、同じ仕事に従事し同じように働き続けるのは難しい。働き方や環境をシフトすることになる
- 長い人生の中で、人間関係を今まで以上に大切にするべきだ
このようなことと、具体的な対処方法が書かれています。
近年、周りを見てみても、元気な高齢者が多いように思います。
退職した後も別の仕事をしたり、頻繁に外出したり。見た目も若く見える方が多いですね。今の高齢者でも百年生きると言われれば納得できるような・・・
「高齢」の定義が変わる?
百年という文字をよく見かけるなあと思っていたら、今朝の京都新聞朝刊にはこんな記事が載っていました。
「65歳以上を一律に高齢者と見る一般的な傾向は、現実的なものでなくなりつつある」
つまり、高齢者とする年齢を引き上げよう、70歳を高齢者としてもいいんじゃないかという意味ですね。こちらは実質的な寿命の伸びから出た結論と言うよりは、少子高齢化で人手不足になる・年金の財源が少なくなる、などへの対策の意味合いが強いようにも思いますが。
結局は「長く働く」
『LIFE SHIFT』にしても、高齢者とする年齢を引き上げるにしても、結論は同じ「働く期間が長くなる」ということです。
否応なく働くことになる時代。女性が結婚して専業主婦になるのはステータスになる、とも言われています。
人生百年時代。あなたは、どんな働き方をしたいですか?どんな人生を生きたいですか?
しっかり考えて対策を立てるかどうかで、今後の人生が変わってくるかもしれません。
戦後世代の食や生活の内容を考えると、本当に今後百年生きることになるのか私は半信半疑です。それでも、科学や医療の発達により百年「生かされてしまう」可能性は高いのではないでしょうか。
今回の話を現実的に考えたら、寿命は伸びて年金受給開始は遅くなっていくということ。心身の健康を保ちながらできるだけ自分で動いて稼いで生きていくことが、今後はいっそう重要になってきますね。