「発達障害用」は、ユニバーサルデザインにもなる

先日、職場の発達障害の方への対応というテーマの研修を受けにいきました。

 

「発達障害=特別な人」ではない

「発達障害」というくくりにすると特別な感じですが、発達障害=個性の強い人という考え方をすれば、どこにでもあることではないかと思います。(もちろん100%イコールでくくれるものでもないですが)

悪気はないみたいだけど、例えば

  • KYな人
  • 同じことを何度も尋ねてくる人
  • 逆にこちらが何度も注意しても変わらない人
  • 約束が守れない人

 

それが単に本人の不注意ではなく、本人も頑張っているのにできない。またはできないことに全く気付いておらず周囲が困っている。

そういったことは、どこでもよくあることのように感じます。そしてそのことで本人や周囲の大きなストレスになったり、職場の雰囲気が悪くなったりする。

 

職場でどう対応していくか?

今回は、発達障害の特徴について改めて学び、事例検討でどう対応していくかという肝を学びました。事例の一つは、「職場で何度も同じことを尋ねてくる、こちらの話は都合のいいように解釈する、でも仕事ができる気でいる同僚」のお話でした。検討の結果出てきたのは、「同じことを何度も聞かないでいいように細かいマニュアルを図や絵を多用して作る、伝えたいことはメモか何かに書いて伝える」という対策。「その人用」となると、手間がかかって嫌だ、その人だけなんで特別に、という別の問題も出てきてしまします。そうではなく、「すでにいる皆や、新しく入ってきた人も働きやすい職場にするために」という視点で対応していったらいいのです。

総括して、職場で気を付けることは下記のようになるかと思います。

 

  • 障害のある方のために対策を立てると、他の方にも優しい環境になる(ユニバーサルデザイン)
  • 発達障害と単なるワガママと精神的な不調が同じように周囲に認識されやすい
  • 相手を正しく理解することが適切な援助に繋がる

 

繰り返しになりますが、こういう問題は大なり小なりどこにでもあって、結局は発達がどうであろうと「相手のことを偏見持たずに理解しようとする気持ち」が大切だと思います。

人間関係継続には、嫌いになるにも「正しく嫌いになる」のが大切なんだと、最近感じることがありました。そのことは、また後ほど。

 

 

 

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