口先だけでしゃべらない

フォニックスで発音指導をするときに感じるのですが、

「日本語って、省エネだなあ」と。

日本語は、全部きっちりと母音をつけて発音したら通じるし、英語みたいに「エの口でアを言う」みたいな複雑さがない。

そして、口を閉じなくても破裂音みたいに聞こえさせられる(例えば「ブ」と言うとき、きちんと口を閉じなくてもそれっぽい音になって通じる)。

『日本語は口先だけで発音できる』という内容を含んだ記事を見て、うんうんそうだよね、と思いました↓

https://president.jp/articles/-/50654?page=3

もともとは、自分で洋楽の歌マネをしているときに「たぶん、口の中の動きが違うのだろう」と感じていました。

舌の位置や口の形や喉の開き方をどれだけ工夫しても、同じような音にならない部分があるんです。そもそもの母語で使う筋肉が違うんだろうなあ、と…

英語は、口を閉じるときには閉じて、吐くときには吐いて、という点をきちんとしないと、意図した言葉に受け取ってもらえないことがあります。

発音がちょっと違うくらい大したことじゃないというのが私の考えではありますが、授業では基礎をきちんと伝えていきますよ(^∇^)