「ちはやふる」とフォニックスの関係
ここ一か月くらい、漫画「ちはやふる」にドはまりしています。
ドラマ化も映画化もされて、とても流行った漫画ですよね。しかし、今回ハマるまで私はどーれも見たことがありませんでした。
ハマった理由はおいといて、全巻見てみるといろんなとこで「くう~~たまらん!!!」という点があります。まあ、今回はしっかりと私の仕事と絡めて、英語の発音またはフォニックスと関わることについて書いてみます。
子音の発音!!
私が日本語と英語の違いとしてお伝えすることの一つに、『日本語にはすべて最後に母音が付く(「ん」以外)』というのがあります。
たとえば、”skip”という単語がありますね。これは日本語でも「スキップ」と普通に使われます。この単語の英日の読み方の違いをローマ字的に表すと、下記のようになります。
・英語 skip
・日本語 sukippu
私のジョリーフォニックスの授業でも、子音を学んでいるときにどうしても母音をつけて発音してしまいがちな生徒さんもいます。(sのところでsuと言ってしまうとか)
【子音+母音=1音】というふうに日本語ができているので、くっついているのを分ける意識が必要なんですね。
競技かるたでの子音の意識
「ちはやふる」を読んで、そんな日本語でも『子音の意識』というのがあるんだな~~~とびっくりさせられました。
競技かるたでは、音への反応がいいことを「感じがいい」と表現するそうですが、そういう感じがいい選手が何を聞いているかというと
読手の発語の息使い
のようです。例えば、
・S音は発声の前に擦るような音が出る
・M音は発声の前に口を閉じる
・HやFは発声の前に息が出る
みたいな。
これ、フォニックスをしていたら、想像できるんじゃないでしょうか?
一文字目だけではなくて、二文字目以降でもその特徴が出るので、
「あs」とか「あk」とかいう表現も、「ちはやふる」の中には出てきます。
こんなのを聞き分けながら、しかもまだ読まれていない下の句(最初に読まれるのは上の句)の札をスピード勝負でとるってのが、すごい競技ですけど…
その昔、私が競技かるたの存在を初めて知ったのは大学時代。外国語学部ドイツ語学科に入ってきた同級生がしていたからなのですが、「外国語系と競技かるた」にギャップを感じたのを覚えています。
今思えば、日本語であっても子音の聞き取りが武器の一つになるのだったら、関係なくもなかったんですねえ~
そして競技かるた、めっちゃ面白そう!音の聞き分け、暗記、スピード、いろいろな要素が絡んだ競技で、昔の私だったらかなりハマった(競技に)んじゃないだろうか。
思いっきり偶然ですが、「ちはやふる」最新刊がつい最近出たそうです。
ものすごーく気になるんですが、49巻が最終というのも発表されたので、49巻が出るまで待とうかな、、、せっかく47巻でのもやもやが落ち着いてきたところだから(新たに読んでまたもやもやを増やしたくない ←この気持ち、わかってくれる人います?)
「ちはやふる」人気で、競技かるた人口もかなり増えたそうです。
ただ、対面で札を取り合う競技だから、コロナの影響はかなり受けていそうですね。早く思いっきり楽しめる日が来ますように…!
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