いやな記憶を消す方法

娘の小学校の運動会が終わりました。
その中でびっくり仰天したことがあり、それを元に記事を書いていこうと思います。

 

娘は1位?2位?

徒競走で80mを走った娘。インドア派なのに私に似たのか走るのは早く、今年も途中までいい感じで走っているように見えました。が、ゴールで力を抜くのが玉にキズ。毎年「ゴールの5m先まで走るつもりで」と言い聞かせているのですが、今年は言ってなかった~と思っていたらやはりゴール前でスピードが落ちたように感じました。

なにせ娘にしか注目していなかったのと、ゴールが私が陣取っていたのとは反対方向に走っていく位置にあったので、他の子の位置は大まかにしか覚えていませんでした。
1位かな?力を抜いたから少し遅れたかな?と思って後で娘に聞いたら「2位だった!Aちゃんにどうしても追いつかなかった!」とのこと。
Aちゃんか、運動もまあまあする子だし徒競走も早かったのか。娘が最後に力を抜いたのが敗因か。
と思って、家に帰ってから運動会を再度楽しむために夫が撮ったビデオを鑑賞・・・すると。

 

思い込みの不思議

ビデオを見てみると、めっちゃぶっちぎりで1位の娘が写っていました。
結果として2位になったのは、順番の札を渡す上級生が間違えちゃったのね。その間違いは、子どものことだし、構いません。

問題は、娘の記憶。

「1位のはずなのに」どころか、「Aちゃんが隣にいたのかな?」どころか、

「Aちゃんに追いつけなかった」

という、明らかにAちゃんが前にいるはずの記憶にすり替わっていたのですから。
つまり、2位の札をもらった時点で、
私は2位・1位はAちゃん ⇒ Aちゃんのほうが早かった ⇒ Aちゃんが前にいた(はず)
こう思い込み、実際の記憶に上書きしてしまったんですね。

 

記憶とは何か

安易にすり替わってしまった、娘の記憶。
そもそも、記憶とは何なのか?

 

 

 

wikipediaを引用します。

ものごとを忘れずに覚えていること。また覚えておくこと
(心理学)過去の経験の内容を保持し、後でそれを思い出すこと
(心理学)将来に必要な情報をその時まで保持すること。

 

こう見ると、記憶とは「何かあったことを、後々まで覚えておくこと・思い出すこと」ですよね。
そんな「記憶」の特徴は、私は3つあると考えています。

特徴1 記憶は実在しない

そもそも、人間は~生物は、「今」しか生きていられません。過去や未来は、それを考える人の頭の中にしかないのです。思い出さなければ、無いも同然のもの。
つまり、あなたの過去は、あなたが思い出さなければあなたにとっては無いと同じことなのです。

 

特徴2 記憶は思い込みである

何か一つの出来事に対する考え方や受け取り方は、人によって様々です。そしてもちろん、その考え方や受け取り方がそのままその人の記憶になります。物を右から見ているのに、左から見たものが記憶に残るということはありません。あなたが見た「と思う」もの、真実だ「と思う」もの、つまりはあなたの思い込みが記憶として脳に刻まれることになります。

娘の例で言えば、娘はAちゃんに負けて追いつけなかった自分がいると思いこんだ。ビデオ映像を見なかったら、それを事実として記憶したことでしょう。

 

特徴3 記憶は経年変化する

同窓会で久しぶりに会った同級生。一つの出来事について、「あれ、〇だったよね!」「え、□じゃなかった?」「うそー、△だと思ってた!」ということ、ありませんか?それは全て間違いとは言えず、もしかしたら全て間違いかもしれないのです。
出来事について知っていること、視点、とらえ方、等々は人それぞれ異なります。年月が経つと、その記憶に対する後付けの解釈もついてきます。あまりに時間が経つと、覚えている内容も断片になってきます。そんな感じで、そもそも自分が記憶していたことの内容すらも変化してくることがあるのです。

 

忘れたいことを忘れるコツ

こう考えると、あなたが「今持っている記憶」も、あなたの視点を反映し、勝手な思い込みが加わり、都合の悪い部分は忘れていった結果残ったものかもしれません。
いいことならいつまでも覚えていたいけど、中には二度と思い出したくないいやな記憶もありますよね。今までの流れからその記憶を消す方法を考えていくと、主に2つ出てくるのではないかと思います。

 

1.記憶を上書きする

世の中には「酸っぱいぶどう理論」というものがあります。食べられなかったぶどうを「あれは酸っぱいから食べなくてよかったんだ」と考えようとするキツネのお話から来たものです。負け惜しみだろうがなんだろうが、嫌なことを思い出してストレスを溜めるよりは考え方を変えて記憶を改ざんするほうがまし。なことも、日常では多いものです…もちろん、法に触れる出来事をあえてゆがめるのはご法度です。
そして、あえて消し去ったり改ざんした記憶をもとに、人を責めたりしないようにもご注意くださいね。

 

2.自分の記憶を信用しない

上書きするよりも、まだやりやすいかもしれません。

「自分はこう記憶しているけど、それは実際あったことの一部かもしれない」

こう考えられたら、無意識に全体像を把握しようとします。それによって、いやな記憶が少し変化する可能性があります。また、記憶は思い込みであることを納得できたら、自分の記憶へのこだわりが薄くなり、自然と忘れていくこともあります。

 

ストレスの原因の多くは、過去を悔やんだり未来を心配したりすることから起きると言われます。いやな過去については今回取り上げたことを参考にして、記憶ストレスを減らしてみてくださいね。

 

 

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