すぐに結果が出ないもの

いつでもつながる電話。
すぐに調べられる情報。
すぐに送ってもらえる荷物。

現在の日本は、とてもせわしないですね。

そのスピード、無意識に全てに当てはめて考えてしまっていませんか?

 

子育てでつらいこと

先日の「イライラを減らす心理学」には子育て真っ最中のママさんも来てくださっていました。その方がおっしゃっていたのが、「子育てが大変。子どものためにと考えているのに言う通りにならないとイライラしてしまう。育児や家事はやって当たり前と思われるのできつい。」本当にそのとおりですよね、と相槌を打ちながら聞いていました。私もそう感じることが今でも多いからです。

携帯やスマホで電話をすれば直接話したい相手が出て、問い合わせはチャットが相手してくれて、今日注文したものが明日には届く、そんな時間軸では「やったことに対してすぐ結果が出る」ことを無意識に当然と考えてしまっています。子ども相手でも「話したら理解できるでしょ、理解したらできるでしょ、できないのはなんでなの・・・」そう考えてしまうことはありませんか?

 

 

すぐには結果が出ないもの

「教育は数値で計りにくい」と、言われることがあります。学校はたまに制度が変わりますが、テストを別にしてその制度の結果は今授業を受けている生徒が卒業して社会に出て初めて見えてくるぐらいなものです(その人の人生が終わるまで結果と言えるものは出せないのかもしれませんが)。制度が小学校のものであれば、その子が高校なり大学なりを卒業するまで約10年、社会に出て5年ほど見るとして合計して15年。それくらいでやっと、第一段階の結果が見えてくるわけです。それを何年も重ねて全体の傾向を見て、その制度が成功(またはより良い)かどうかわかるわけですよね。

子育ても同じです。子どもの発達を考えると「今日教えたら明日できる」ということはほとんどありません。何度も何度も何度も教えて、それでできたら御の字。もしかしたらその子には時期が早すぎることで、何年も後になってからできるようになって「あの時はまだ早すぎたのか」と感じたりすることもあるでしょう。機械と違ってそれこそトリセツなどないので、赤ちゃんの時にどう育てたらよかったのか、小学生の時にどう対応したらよかったのか、それを毎年毎年試行錯誤しながら積み重ねていくしかありません。子どもの性格・理解力・学力などはその子自身だけのものなので、本当にその子に合わせて進んでいくしかないのです。

心配は、生まれた時から

 

 

 

 

 

 

その子のスピードで

正直なところ、私も我が子のスピードがわかりにくいです。学校の生徒だったら客観的に考えられるのが、自分の子だと無意識に自分自身とも比べてしまうようです。もう○歳だから、この程度のことはできるだろうと自分の経験や周囲の子を見ながら決めてしまうと、まったくもって大違いなことも多かったり。何度も何度も同じことをしていると正直疲れてしまいますが、親が焦ると子どもは親に認めてもらえないと感じて自分に不満を持つようになってしまうかもしれません。子育ての最終目標は、その子が自信をもって自分で人生を歩めるようになること。できないことを無理して身につけさせようとする意味は、どこにあるのでしょうか?

大人も一人ひとり価値観や能力が違うように、子どもが成長するスピードも様々です。イライラしそうになる気持ちをぐっとこらえ、「この子にはこの子のスピードがある」と感じて寄りそっていってあげましょうね。お互いに。

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です